マーケティング

なぜ?ではじめると失敗する

温度差で体調がやられそうな
未来逆算マーケティングで低コストで利益を上げ、
潰れない会社を創るお手伝いをする参謀、

名古屋の社外COO(スーパー・ファシリテーター)、
「さわちゅう」こと、澤田隼人です。

いやぁ、

なんか、
咳が出ているような気がしますが、
気のせいでしょう。

いやぁ、

なんか、
リンパ節がはれているような
気がしますが、気のせいでしょう。

 

うん、気のせい気のせい(笑)

あ、いたって元気です。
でも、咳が出るんで、
大丈夫?と心配されます。

役得、役得。

これがね、

超・熱が出ているだけで、
咳がでてなければ、
誰にも心配されずに、終わるからね(苦笑)

 

で、

なぜ、風邪をひきぎみ
(あ、認めちゃった)なのか、
っていうとね・・・

・・・

 

・・・

分からないんすよ。

いやほんと、

何が正解なのか、
分からないんです。

これは、質問が悪い、
とボクは思っています。

でね、
これとおんなじこと、

マーケティングやお仕事で
問題が起きたときに
やっちゃってません?

なぜ?ではじめると、
ド失敗するんですよ、実は。

というわけで、今日は、

なぜ?ではじめると失敗する理由

お伝えしたいと思います。

なぜ?を5回繰り返すと答えが見つかる?

コンサルティングの業界や、
ファシリテーションの業界で、
まことしやかに言われていること。

それが、

Why?を5回繰り返すと、
本当の答えが見つかる

ということ。

イメージ的には、こんな感じ。

質問をしていくたびに、
原因が特定されていって、
だんだんと真の原因、

つまり、真の問題にぶちあたり、
それを解決すれば、問題が解決する。

こういうイメージを持っている人、
非常に多いんです。

 

でもね、

これは間違い。

と、ボクは考えています。

 

Why?は実際のところ、
どうなっているのか?

じゃあね、Why?を5回、
繰り返すと、どういうことが
おきているのか?というと・・・。

イメージとしては、こんな感じ。

簡単に説明するために、
Why?を1回すると、
2つの答えの候補が出る、

という前提にしてみます。
実に、シンプルに。

でね、Why?を繰り返す、
ということは、

前のWhy?に対する答え、
これを、前提にしている、
ということです。

つまり、2つのうち、
どちらか1つを選んでいる、
ということです。

で、この繰り返しを
5回行うとすると・・・。

 

あら、不思議。

理論値として、2の五乗、
つまり、32個の答えがでるんです。

でね、そのうちの1個を、
これが本当の答えだ!

と、信じようとしているのです。

でね、ちょっと待って欲しい。

真実の答えは、1つ、
だとしよう。

ということは、32個のうち、
答えは1つ、なんですよね。

ということは・・・

真実の答えに当たる可能性、
これは32分の1、ということ。

これで、本当に良い?

 

でね、今はシンプルに考えるために、
答え(の候補)が2つでる、という設定にしましたが、

現実には、答え(の候補)が
2つじゃなくて、5つだったり、
10こだったり、するわけでです。

しかも、

常に、同じ個数の答えがある
とは限らないわけですし、

常に、答えが出ている、
とも限らないわけです。

 

ただ、シンプルに考えて、

常に10この答えがでて、
その1つを5回選ぶ

という設定に変えると、

5回目の段階で出る答えの数、
これは、10の5乗。

つまり、100、000。

ここで、真実の答えが1つ、
だとすると、そこにたどり着くのは、
100、000分の1、となるわけです。

Why?が日本人向けではない理由。

という感じで、Why?を5回繰り返す、
という方法は、万能ではなく、
むしろ、危険だ、というのが

なんとなーく、伝わったかな?
と思います。

でね、何でこの方法が、
万能だと、広まったかというと・・・。

 

日本人はアメリカ人が好き。

ここから出発している、
と、ボクは考えています。

どういうこと?といいますと、
こういう思想体系、考え方というのは、

原因思考

なんて呼ばれているのですが、
原因思考になる根源は何にあるか、
と考えてみると・・・。

宗教

これだと思うんです。

キリスト教にしろ、イスラム教にしろ、
原因思考を得意とする人たちの
宗教観としてあるのは、

唯一神

という考え方だと、
ボクは捉えています。

 

つまり、1つのものを徹底的に信じて、
それ以外は、答えではない、
唯一神は、唯一解、という考え方。

 

だからね、

Why?を5回繰り返す、
という方法は、

唯一神、
唯一解を信じる

というバックグランドがあってこそ、
本来的には成り立つ仕組み、

だと、ボクは考えているのです。
論理を超えちゃうもの。

 

でね、日本人はざっくりいうと、

唯一神というバックグラウンドを
もっている人が少ない

というのが、現実だと思います。

もちろん、そういう背景を
もってみえる方もいらっしゃいますし、
それを排除しようという意図はありません。

日本人向けの思考法とは?

ではね、

多くの人が唯一神、
唯一解というバックグラウンドを
もっていない日本人、

これにあった最適な思考法って、
なんだろう?と考えてみるわけです。

でね、唯一神というバックグラウンド、
これに似たバックグラウンドが
日本人にはないか?と考えるわけです。

 

するとね、ある言葉が浮かびます。

八百万の神
(やおよろずのかみ)

自然のもの全てには神が宿っている
という考え方です。

山の神様、海の神様、
田んぼの神様、
トイレの神様、

学問の神様、
台所の神様、
川の神様、

米粒の神様、などなど。

 

で、さらに、キリスト教的な
イベントなんかも、やる。

仏教でも、多数の宗派がある。
で、複数の宗派をとる人もいる。

父方は神道、母方は仏教、
みたいな人もいる。

 

でね、こういう状況を
俯瞰してみてみますと、

目的に合わせて、
拝んでいる、崇拝している

というのが、日本人的、
っといってもいいんじゃないかなと、
考えています。(もちろん、例外もあります。)

何がいいたいか、
というと、

得たい結果に対して、
複数の答えを組み合わせることによって、
最適解を導き出し、結果を出す

これが、日本人には
向いているんではないかなと思うのです。

結果から逆算して、複数の答えの中から
最適解を選び、結果をだす。

これが、原因思考に対して、

結果思考

という考え方だと、
ボクは捉えています。

Why?ではなく、
How?で考える。

なぜ、うまくいかないのか?
ではなく、

どうやったら、
うまくいくのか?

と考える。

こう考えると、
答えが無数にある、
というこが分かるかと思います。

で、その中から、最適解、
これを探し出す。

山の豊作を目的とするのであれば、
山の神をまつる祭りをする。

海の安全を目的とするのであれば、
海の神をまつる祭りをする。

イメージとしては、
祭りと一緒です。

目的に合わせて、
最適なお祭りをする。

 

で、結果思考の考え方の
どこがいいか、というと、

選んだ答えが間違っていたら、
別の答えを選びなおせる

というところが
最大の特徴だと思っています。

よーくあるのが、

去年はAという神社に行ったけど、
志望校に合格できなかったので、
今年はBというお寺に行って合格祈願

というようなこと。

こういう発想でいいと思うんですよ。

合格という結果、
これを得るために、最適解、
これを選び続けようとすること。

もし、選んだ答えが間違っていたら、
それは、最適解でなかっただけで、
別のところに最適解はあるんです。

だから、別の道、これが選べる。

ので、原因思考のほうが、
ボクはいいんじゃないかなと、
思っているわけ、です。

 

というわけで、
なぜ?ではじめると失敗する、
というお話、お伝えしました。

 

唯一解を信じちゃうと、
引き返すのってなかなか
難しいんですよね。

信じ続けるのには、
相当なエネルギーがいるんです。

 

で、あんまりこのエネルギーを
日本人はバックグラウンドとして
もっていないようで・・・。

 

なので、最適解という考え方、
結果思考という思考法を、
ボクはお伝えしているのです。

 





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