愛知県内を駆け抜けた、
未来逆算マーケティングで低コストで利益を上げ、
潰れない会社を創るお手伝いをする参謀、

名古屋の社外COO（スーパー・ファシリテーター）、
「さわちゅう」こと、澤田隼人です。

いやぁ、走った走った。
といっても、車と電車ですが。

アサイチに、豊川（といっても、音羽）から
始まって、岡崎、一宮、からの、
名古屋で研修講師。

ぐるっと周っての移動です。

そんな中、
唯一の楽しみが食事。

そーいえば、修行先で働いてたときは、
週５で丸亀製麺食ってたなと思いつつ。

丸亀製麺が、社食でした（苦笑）

で、今日、ご飯を食べたところは、
いずれも、行きつけの老舗。

でね、しみじみと感じたんです。

お客を呼ぶ秘訣は老舗に学べ

これです。

というわけで、今日は、
その秘訣、お伝えしたいと思います。

バリソバと卵とじラーメン

でね、お昼に食べたのが、
バリソバ。

30年以上、通っているお店。
で、だいたい、これしか食べない。

ご飯モノが食べたいときには、
中華カツ丼をたべるんだけど、ね。

美味い。

名古屋に来るようになってから、
ちょくちょく通っているところの
玉子とじラーメン。

醤油もいいけど、
個人的には、塩。

体に優しい感じ。

そして、美味い。

 

でね、バリソバにしても、
卵とじラーメンについても、

超美味いか？と聞かれると、

答えはNO！だと、
ボクは思うんです。

 

超・美味いわけではない。
でも、美味しい。

この絶妙なラインが、
また来よう、という気に、
ボクをさせるんです。

 

本当に美味い料理を作るな

両方とものお店、
地元に愛されて30年以上。

飲食店でいったら、
かなりの老舗です。

飲食で、30年以上続くって、
よっぽどですからね･･･。

 

でね、クライアントには、
飲食店も多くいるんですが、
よーくお話すること。

それは、

本当に美味い料理を作るな

ということ。

これが難しい。

というのもね、本当に最高のもの、
これを提供してしまうと、
その経験で、お客様は満足する。

と、次回以降、足を運ぶことが、
少なくなるんです。

本当に美味い店って、
ハレの日とかには使いたくなる。

とっておきになっちゃう。

とするとね、来店頻度が減る。
そんな感じなわけです。

ほどほど美味い。
だから、また来たい。

そこは、ハードルを下げてあげる
必要性があるのです。

難しい言葉で言えばね・・・

期待値のマネジメント

って、難しい言葉では、
言うのかもしれません。

 

より身近なところで言えば、
駅で売っているお土産。

東京なら、ひよこ。
名古屋なら、ゆかり。

伊勢なら、赤福。
大阪なら、面白い恋人。

 

か、どうかはしりませんが（笑）、

こういう売れているお土産、
メチャメチャ美味しいわけじゃ
ないと思います。

ある老舗お土産メーカーの
社長さんに、こういう話を聞きました。

「美味いお菓子は、１度で十分。」
「そこそこ美味いから、何度も買う。」

やっぱり、これなんですよね。

イチバンやってはイケナイコト

でね、本当に美味しいものは、
作ってはダメ。

じゃあ、ほどほど美味いで、
というところなんですが、

イチバンやってはいけないこと、
これがあります。

それは・・・

安い価格設定

これですよ、これ。
ま、全般に安売りは
やってはいけないのですが。

 

ほどほど美味くて安い

これが絶対NG。

というのもね、
これって、チェーン店がやる味、
そして、価格設定なんです。

とするとね、

価格＝価値の法則からすると、

チェーン店の価格＝チェーン店の価値
＝自分のお店の価格＝自分のお店の価値

こんな流れになっちゃうわけ。

で、結果として、
チェーン店と競合する。

いやね、全国規模のチェーン店に
勝てるだけの資力がありゃ
別ですよ、別。

でも、そんなん無理なわけです。

じゃあ、どうすんの？
というと、

高い価格をつける
＝高い価値をつける

ってことになるわけです。

 

でね、冒頭の
老舗中華料理屋さんたち。

バリソバ・・・980円
玉子とじラーメン・・・700円

ね、まぁまぁな値段でしょ？

自信もって、
価値＝価格をつければいい。

ほどほどに美味くて、
まま高い、価値ある値段。

これが、長年愛される、
老舗になっていく秘訣だと、
食べながら思ったのです。

飲食以外にも、
これは、通じるコト。

方程式としては、

ほどほどに○○で、
まま高い、価値ある値段。

これに

当てはめることができるか？
当てはまっているか？

ってのが、老舗になるか、
ならないかを決める、

と、思うわけです。